日本の大学生は海外の大学生と比べてバイトをする人の割合が高く、70％以上はバイトをしている・したことがあるそうです。中には勉強をしている時間よりもバイトをしている時間の方が長い人もいるみたいです。
海外から来ている留学生も、生活費、旅行、趣味のためや日本語を使って働きたいといった様々な理由でバイトを探す機会があるのではないでしょうか？
このブログでは、日本の大学生に人気のバイトの種類や探し方、留学生がバイトをするときに注意することなどを紹介します。
「バイト」の語源はドイツ語
「バイト」はいわゆる”part time job”のことです。その語源はドイツ語で労働を意味する”Arbeit”から来ていて、「アルバイト」、または「アル」を省略した「バイト」と呼ばれています。
明治時代（1868～1912）に、大学生同士の間で、授業後に家庭教師をすることを「アルバイト」と呼んでいたのがはじまりだそうです。現代の若者は「アルバイト」より省略形の「バイト」の方をよく使います。またバイト先（バイトとして働いている場所）のことは、さらに略して「バ先」といったります。
ちなみに”full time job”についている場合は「私は仕事をしています」といいます。「仕事」は英語の”job”や”work”と同じ意味で本来は「バイト」も「仕事」の一種なのですが、バイトをしていることを「仕事をしている」とは言いません。バイトの場合は「バイトをしている」と言った方が伝わりやすいでしょう。
バイトの種類と大学生に人気のバイト
一口にバイトと言っても色々な種類や職種があります。ここでは大学生に人気の３種類のバイトを紹介します！
長期バイト
大学生にもっとも人気なバイト先としてコンビニやスーパー、居酒屋などの飲食店、塾講師などがあります。長期間の契約を前提としていて、大学一年生から卒業するまで同じ場所で働く人も少なくありません。学業や自分時間との両立を考えながら働きます。
リゾートバイト（短期バイト）
２～３ヶ月の契約で働くバイトです。長期休暇を使ってリゾート地（スキー場、ビーチ、温泉地など）で働きます。寮で生活し、交通費、食費がかからないことが多いのが特徴です。また高時給なので短期間でお金を稼ぎたい人にピッタリです。外国人観光客が多く訪れる場所では、英語や中国語など日本語以外の言語で接客する機会があるので、外国人留学生が重宝されます。旅館などで働けば毎日着物で働けるかもしれません。日本の礼節やおもてなし文化も学べるでしょう。
単発バイト
最近若者を中心に人気の働き方です。最短1日から1ヶ月間程度の短い期間で働きます。中には履歴書が不要の場合もあります。人間関係を気にせず働け、お給料がすぐもらえるのが特徴です。
バイトを探す方法
最近はネットやアプリでバイトを探す人も増えましたが、知人からの紹介でバイト先を決めたり、お店にはってある求人ポスターを見たりして応募する人もまだまだ多いです。実際に訪れてみて、職場の雰囲気を知ってから応募すれば、長続きするバイトを見つけられるかもしれません。
外国人留学生が日本でバイトするために必要なもの
１．資格外活動の許可
まず留学生が日本で働くためには、「留学」在留資格とは別に「資格外活動」の許可を法務省に申請し、働く許可を得る必要があります。資格外活動の申請には、日本に最初に着いた時に空港で提出、または地方入国管理局で提出する方法があります。資格外活動が許可されると、在留カードの裏面に許可されていることが記載されます。
近くの地方入国管理局は下記のURLから検索できます。
https://www.moj.go.jp/isa/about/region/
２．銀行口座
バイトのお給料を受け取るには日本の銀行の口座が必要です。日本の銀行の口座を持っていない場合、バイト先から指定された銀行で口座を開設するのがおすすめです。給料日は月に一度、月初めか月末が一般的です。
３．履歴書
バイトとして働くには面接を受ける必要があります。そのとき、日本語の履歴書を持っていく必要があります。
履歴書には、手書きで名前や住所などの個人情報、小学校から現在までの「学歴」、（もしあれば）これまで職歴（アルバイトを含める）、持っている「資格・免許」（日本語検定、運転免許など）、そして「志望動機」を書きます。またスーツ姿で撮った証明写真を貼ります。印鑑は持っていなければ押さなくても大丈夫です。履歴書はスーパー、コンビニ、百均で買えます。
留学生が日本でバイトするときの注意事項
留学生は働ける時間と場所に制限があります。授業がある時期は週に28時間、長期休暇の時期は週に48時間です。この制限を超えたり、「風俗営業」に当てはまるお店で働いたりすると留学資格を取り上げられたり強制送還になることがあるので気をつけてください。
バイトのルールを守って日本の学生生活を思いっきり楽しみましょう！
