近年、海外から日本に旅行に来て、レンタカーでドライブ観光する方がとても増えているそうです。
それに伴い、交通違反や自動車事故も爆発的に増えているとのこと。その原因の1つには、外国の方に分かりにくい日本の道路標識があるのかもしれません。

私は山口県出身ですが、お隣の広島の自動車学校に通い、約1年前に免許を取得しました。田舎出身の私にとって交通量が多くて知らない道路を運転するのは初めてだったのでとても怖かった記憶があります。

私は車の運転が好きなので、外国の方にも日本で安全にドライブを楽しんでもらいたいです。

そこでこのブログでは、外国の方に知っておいて欲しい日本の道路標識を紹介します。

外国人にとって分かりにくい日本の道路標識

止まれ

外国の方が日本で一番間違いやすい標識といわれています。世界では「止まれ」は8角形が一般的ですが、日本ではこの逆三角形です。また、2017年以降は「止まれ」の下に英語で”STOP”と書かれるようになりましたが、古い標識には日本語しか書かれていないので注意が必要です。

徐行

これも外国の方が間違いやすい標識といわれています。世界ではこの形の標識は一般的に「ゆずれ」の意味ですが、日本では「徐行」です。すぐに車を停止できる速度(10km以下)で運転してください。

日本語の補助標識

道路標識の下に、文字が書かれた標識が付いている場合があります。これは「補助標識」と呼ばれます。補助標識はその上の本標識を補うもので、日本語や数字で記載されているため、海外の人は分かりにくいかもしれません。

たとえば上の写真の左側は、本標識が「車両進入禁止」で補助標識に「日曜・休日を除く7.30-8.30」と書いてあります。これは、「日曜・休日を除く7:30から8:30まで、この先は進入禁止」という意味です。つまり祝日以外の月~土曜の7:30から8:30の間にこの標識の先に車で侵入すると違反になります。

これなんか、日本人にも呪文のように分かりづらいです。

道路のダイヤマーク

この先に信号機のない横断歩道があることを意味します。この模様は「ダイヤマーク」といいます。「ダイヤマーク」は2個セットになっていて、1つ目が横断歩道の50メートル手前、2つ目は30メートル手前にあります。信号が無いのでスピードを落とすのを忘れそうになってしまいますが、このマークを見たら減速して歩行者等の安全を優先しましょう。

おもしろい日本の道路標識

音符の路面標識

愛媛県伊方町 佐田岬メロディーライン

道路の真ん中に音符のマークがあります。これは2011年2月に完成したマークで、アスファルトに施された溝が車のタイヤと摩擦することで音楽が流れる仕掛けがあります。この道路を運転しながら、「みかんの花咲く丘」という曲を楽しむことができます。

この先 海

福岡県福岡市 箱崎ふ頭

道路に「この先 海」と書かれています。道路の先に堤防がなく、直進してガードレールにぶつかったり海に転落したりしないように設置されています。夕日との相性も良いので、福岡に観光した際に立ち寄ってみるのも良いかもしれません。

幽霊に注意?「!」の標識

いろいろな警戒標識

ひし形の黄色い標識は「警戒標識」と呼ばれます。
警戒標識は、落石、道路の幅の減少、信号、動物の飛び出しなどをドライバーに警告する目的がありますが、びっくりマークはこれら以外の「その他の危険」をあらわしています。多くはこの下に補助標識があり、警戒すべき事柄が書いてありますが、なかには補助標識がない看板も。
噂でこれは幽霊に注意という意味があるようですが、真偽は分かりません。ただ、私の通っていた自動車学校の指導員の方も「幽霊注意の標識だよ」とおっしゃっていました。

日本の道路標識の話はいかがでしたか?

道路標識を守って、安全で楽しいドライブで素敵な日本の思い出を作ってください!